ハノイ在住5年目筆者の思う『ベトナム人の好きなところ10選』

筆者には、日本一時帰国の際にいつも会う仲が良いベトナム人の友人がいます。
今回の夏休みでも彼女に会ってきたのですが、彼女にこんな事を言われました。
「Halcaさん!なんで、HalcaさんはVIETHICH*というサイトをやっているのにベトナム人の悪口ばかり書くんですか!?」
「えっ!?悪口なんて書いてないよ!!」
「書いてます!!!」

*VIETHICHとは、ベトナム語でVIET(ベトナム)とTHICH(好き)を合わせた造語で、直訳するとベトナム好きです。
友人曰く、下記の記事は悪口に見えるんだそうです。

ハノイ在住者にベトナム人女性の性格を聞いてみました

ベトナム人同僚との闘いの日々!? 文化の違い、言葉の壁。


そこで、筆者は友人に「ハノイに戻ったら、ベトナム人の好きなところ」を書くね。と約束をし、日本を後にしました。
・・・という事で、今回は筆者の独断と偏見で、ベトナム人の好きなところをあげていきたいと思います。

面倒見が良い(甘やかしてくれる?)

おばあちゃんの知恵袋みたいなところがある

筆者が冷たいものを飲んでいたり、同じような物を毎日食べていると「身体が冷えちゃうから、温かいものを飲みなさい!」とか「また同じもの食べてる!もっとバランスよく食べなさい!」と注意してくれます。

筆者は実のところ結構食事には疎くて、集中している時など食事をとらなかったり、とっても同じようなものを食べてしまうので、有難い事です。

電球を買ってきてくれる

筆者が前に住んでいたオーストラリアでは良くも悪くも個人主義と言いますか、「自分の事は自分でやりなさい。どうしても無理な時だけ聞きなさい」というスタンスだったのですが、ハノイでは何か尋ねると「私がやってあげるよー!」と言って代わりにやってくれる事が多いです。

先日も家の電球が切れてしまい大家さんに「新しい電球買いたいから、売っている場所教えて」とお願いしたところ、新しい電球を買ってきてくれました。
・・・こうして筆者はハノイ在住5年目でも電球が上手く買えません(笑)

海老を剥いてくれる

筆者は、ベトナムに来るまで海老が食べられなかったのですが、ベトナムに来てから海老が好きになりました。
ベトナムの海老は殻付きの大きな物が結婚式などお祝いの席でよく出されるのですが、必ず周りにいるベトナム人が海老を剥いてくれます。

おかげで筆者は相変わらず海老が1人で剥けません。もっというと魚もほぐしてくれるので、1人だと魚も上手に食べられません。。。

Halca
並べてみると筆者、相当甘やかされていますね(笑)

お年寄りが来たら直ぐに席をゆずる

日本以上に年功序列がはっきりしているので、バスなどにお年寄りが乗って来たら、若者は直ぐに立って席を譲ります。

譲らないとバス代を徴収しているもぎりのお兄さんに「立て!」と言われてどかされるので、寝たふりや気付かないふりは通用しません。

子どもに優しい

日本だと電車などで泣いている子どもがいるとあからさまに嫌そうな顔をする人がいますが、ハノイではみんなニコニコしながらあやしてくれます。

子どもが身近にいるのが、みんな当たり前なので、女性も男性も子供をあやすのがみんな上手です。
レストランなどに行くと親が食事をしている間、率先してウェイターが子どもの面倒を見ている様子をよく目にします。

日本だと子どもが行けるレストランなどが限られていて不便に感じるという話を聞いたりもしますが、ハノイではバーなどにも普通に子どもを連れて来ています。

あんまり夜遅くだと「こんな時間まで子ども連れ歩いていて良いの!?」とギョッとしたりもしますが、周りの人達も気にしていないので、子育て中のお母さんは日本よりストレスが無くて良いと思います。

バイクが故障すると何処からともなく人が現れて助けてくれる

今のバイクになってからは、故障するという事はほとんど無くなったのですが、ハノイで初めて乗ったバイクが定期的に走っている途中で動かなくなっていました。

そうすると何処からともなくベトナム人男性たちが集まって来て、バイクをエンジンがかかる状態にしてくれました。

仕事でベトナム人と衝突して「もう、ベトナムなんて大っ嫌い!」と思った日にバイクの事で助けてもらった事があり、ベトナムへの気持ちも救ってもらう事が出来ました。

可愛い!と褒めてくれる

日本だと褒めるのはわざとらしいとか、恥ずかしいなどあってあまり褒め合わない印象があるのですが、(むしろ相手の見た目を指摘して笑いをとってコミュニケーションを取る方が良いと思っている人も多い気がします。)ベトナムに来てからやたらと容姿だったり服装だったりメイクだったりを「可愛い!」と褒めてもらえます。

先日よく行くお店にいつもと違う髪形で行ったら、店員さんから、お店に入って早々に「可愛い!」と言われ、「ベトナムっていい国だな・・・」とニヤニヤしてしまいました(笑)

男性にぶりっ子対応すると喜ばれる

日本だと「ぶりっ子とかキモイ!」「ぶりっ子していいのは美人だけ!」みたいなところがあるように感じるのですが、ベトナム人男性の場合はぶりっ子すればするほど喜びます。(筆者が外国人というのもあるかもしれませんが)

一昔前の日本と同じで「男性は強いもの!」という考え方があるのか、重い物を持ってくれたり、何か困っている事があると率先して男性が手伝ってくれます。

ベトナムに来た当初はそれが慣れなくて、「自分でやるから大丈夫!」と断っていたのですが、そうするととても残念そうな顔をされベトナム人スタッフとの距離を縮める事が出来ませんでした。

それが、ベトナムに長く滞在するようになり、自分で出来る事でもベトナムの場合は「手伝ったほしい!」とおねだりする方が潤滑に進むなという事を学びました。

イメージ的には、女性の色気を使うというよりも、小さな男の子が「僕なんでも出来る!見てて!」というのを「凄いねー!なんでも出来るねー!」と褒めているのに近いです(笑)

女性に優しい

ベトナムに来た男性が驚くのは女性へプレゼントを贈る日の多さだと思います。
女性の日・・・年2回(下記記事参照)
バレンタインデー(男性から女性に渡します。)

ベトナム人女性にとって最も大切な日!?10月20日『ベトナム女性の日』


逆に女性から男性にプレゼントを渡す日はありません!(最近『男性の日』を作ろう!という動きはあるようです。)

ベトナム女性は働き者で、それに対して男性は昼間っからお酒を飲んでバイクの上で寝ている。なんて事もあるので、年に数回くらい女性を労わろうという目的みたいです。

ただ、筆者の場合は職場の男性スタッフもよく働きますし、働かない旦那さんを持っているわけでもないので、女性の日のプレゼントは「棚から牡丹餅」と言いますか、なんかラッキーという感じです(笑)

花を贈る習慣

上記でご紹介した女性の日を含め、教師の日など事あるごとにお花をプレゼントしている印象があります。とっても素敵な事ですよね。

筆者も日本では考えられないほどの手頃なお値段で上の写真の様な花かごが購入出来るので、お祝いなどでプレゼントしています。

11月20日は「教師の日(先生の日)」。ベトナム語では Ngày nhà giáo Việt Nam(ガイ ニャーザオ/ニャーヤオ ヴィエットナム) と言います。日本には教師の日はありませんが、世界では、教師に感謝する記念日として定めている国がたくさんあります。1994年にユネスコが10月5日を「世界教師デー」と定めたことから、この日を教師の日としている国も多いです。
引用:VIET JO life

日本に来日したベトナム人の子が、上司や学校の先生に感謝の気持ちを伝えたくて花を贈りたい!となった時にお花屋さんのお花は高かったり、そもそもお花屋さんが近くになくてコンビニで売られていたお墓参り用のお花をプレゼントしてしまった!というエピソードを日本語教師をしている友人から聞いた事があります。

確かに日本の文化を知らない外国人にとってはお墓参り用のお花かそうでないかを理解するのはなかなか難しいですよね。

おばあちゃんと赤ちゃんの図が微笑ましい

先にもご紹介した通り、ベトナム女性はとても働き者で、「結婚=家庭に入る」というのがなんだかんだ残っている日本よりも女性が社会進出しています。

出産した女性は、早期に職場復帰する為、おばあちゃんが孫の面倒を見るというのが一般的です。その為、そこら中で赤ちゃんと面倒をみるおばあちゃんの光景を目にします。とっても微笑ましいです。

妊婦健診に家族で行く

ベトナムに来て驚いたのが、男性スタッフが奥さんの妊婦検診に付き添う為に半休を取る事です。

日本だとまず考えられないですよね。しかし、ベトナムだと普通で、妊婦さん、その旦那さん、妊婦さんの母親(もしくは義母)が病院に付き添っているのをよく見ます。

(日本の様に妊婦さん1人で病院にいるというのを見た事がありません。妊婦検診以外の普段の生活では、1人で行動しているのを沢山みかけますが・・・。)

日本よりも栄養面など心配な事もあるからなのかな?という感じもしますが、家族みんなで新しく生まれてくる命に向き合っている感じがして良いなと思います。

Halca
女性の社会進出、家族が手伝ったの子育て、妊婦検診などは、とても良い事なので、日本の様にはなってほしくないな、むしろ見習ってほしいところだな。といつも思います。

他にもまだまだ魅力はあるのですが、10個選んであげてみました!
ベトナム在住の皆さんの意見はいかがでしょうか?
「私はこんなところが好き!」などあれば、教えて頂けると嬉しいです。



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ABOUTこの記事をかいた人

宮城県仙台市出身。2013年6月からベトナム・ハノイ在住。 ベトナム在住そして、独身女性だからこそ書ける記事を提供できるよう日々奔走中。自称ハノイ美容マニア。趣味である各国の「民族衣装」撮影時にベストなコンディションで臨めるよう、日々新しい美容方法を試している。 本人はしっかりしているつもりなのに、度々変な事に巻き込まれる。地元の後輩からは『生きるコントby大宮エリー』と言われている。