ベトナムのローカル病院に行こう!【風邪でレントゲン!?】

ベトナムに来てからというもの、空気の悪さからかしょっちゅう風邪を引くようになってしまいました。
風邪気味かな!?っと思って様子を見る間もなく一気に熱を出し、外が暑いんだか自分が熱いだかわからない状態になることもちょくちょくです。
熱が下がると今度は咳!発作的に起こる咳が「このまま吐血するんじゃ」というくらいひどい状態になる事もあります。

ハノイのローカル病院に行く

咳がひどく、仕事中に同僚たちから病院に行くよう言われました。
筆者の会社で加入している健康保険は、日系の病院非対応の為、ローカルの病院に行きます。

診察開始!

問診

まず始めに、問診担当の医師による病歴や病状の診断が行われます。
ここで、なんの検査をするか決定し、その後の検査は別の医師や看護師が担当します。

ちなみに体温計は看護師さんが脇にさしてくれたのですが、下から脇に差してきて痛かったです。
体温計

先生の英語が理解できない

これは、担当する医師の英語レベルにもよると思いますが、私を担当してくれた先生の英語はかなりわかりづらく付き添ってくれていたベトナム人の同僚が通訳してくれました。

採血、レントゲン

問診を行った後、もう少し詳しく調べたいから、採血、レントゲンをすると言われました。
・・・採血はまだなんとなくわかりますが、レントゲン!?

採血は待ったなし!

ベトナムの看護師さんは、日本の様に「ちょっとチクッとしますねー」とか「我慢して下さいねー」的な猶予をくれません。また日本の看護師さんって結構入念にチェックしてゆっくり打つイメージなんですが、ベトナムだと「えっ!?ちゃんと血管確認した!?」ってくらい即ブスッと打ってきます。

子供たちが泣き叫ぶ診療室

採血、レントゲンを行った後、次々と泣いてる子供が出てくる、けど壁には幼稚園の様な可愛らしい飾りがたくさんついている診療室前で待つように言われました。
ほんと、ビックリするほどみんな泣いて出てくるので、何が行われているのかと恐怖でした。
(問診の部屋で通訳してくれたベトナム人の同僚は、検査があるとわかって一度オフィスに戻ったので何が行われているか聞く事が出来ない状況でした。)

名前を呼ばれ、恐る恐る中に入るとベトナム美人の女医さんそして、壁には可愛らしい飾りが施されていました。
「この部屋でなぜ子供たちは泣くんだ!?」とビクビクしながら待っていたところ、女医さんが、長さにして20cm位、太さは綿棒の棒部分くらいのステンレス製の棒を取り出し機械に装着しました。
camera

・・・これか

察しました。

今まの人生で見たことが無かったのですが、先端にカメラが付いていてその棒で耳、喉、鼻をチェックするのです。

後からベトナム人の同僚にインタビューしてみたところ、ベトナムでは結構メジャーな検査の様です。

ちなみ取り替えなし!拭くだけで同じもの使っていました特に鼻下は、鼻から喉の辺りまで長さを利用してグイーーーっと進みました、そして上にもグイーーっと目の辺りまでチェックされました。
見た目は怖いですが、筆者的には綿棒突っ込まれるよりスイーーーーっと進んでいくので、特に痛くもなく快適でした。
・・・ただ、子供は怖いと思います。

電動鼻水吸引器

チェックの結果鼻が相当つまっているとの事で、吸引器で吸引してもらえることになりました。
片方の鼻に水を入れられて、もう片方の鼻に吸う器材を入れられ、女医さんから「キリキリ」と言え!と指示され吸引中ずーーーっと「キリキリキリキリ」と言っていました。
「キリキリ」言うと痛くなかったです(笑)
そして、鼻がスッキリしたら喉もスッキリしました!そして、「私、絶対採血とレントゲンはいらなかった。ここだけで良かった。」と悟りました。

検査終了

吸引されて検査は終了だったらしく、また最初に問診してくれた先生のところへ戻りました。相変わらず先生の話す英語がわからず最終的にはジェスチャーで説明を受けました。
とりあえず「薬が合わなかったら直ぐに飲むのやめて病院に来なさい!」という事だけ理解をして、全て終了しました。

支払い

保険対応のキャッシュレスサービスの病院だったのですが、カバー範囲をオーバーしているとの事で薬代が自腹となりました。
代金は、3,000,000VND(≒1万5千円2016年05月現在)が保険でカバーされ、薬代を300,000VND(≒1,500円2016年05月現在)支払いました。

ベトナム人の同僚たちの興味を引いたのは?

病院が終わってオフィスに戻るとベトナム人の同僚達が輝くような目で病院代がいくらだったか聞いてきました。筆者的には、検査内容の方が面白いと思うのですが、みんな病院代の話と保険が下りた事で大盛り上がりでした。
ベトナム人は、お金の話しが好きな様で、「家賃いくらなの?」とか、「これはいくらだったの?」「あれはいくらだったの?」とよく聞かれます。お金はオブラートに包みたい日本人なので、最初のうちは戸惑っていたのですが、徐々に「お金のことを聞くのが好きな文化もある」と思えるようになってきました。

余計な検査も受けていた・・・。

ベトナム人の同僚たちに、検査内容と結果を話したところ「採血とレントゲンいらないね、私病院でやったことないよ!」と言われてしまいました。外国人で保険適応だった為、余計な検査を上乗せされていたようです。自腹が1,500円だったわけですが、いらない検査を外せば保険内に収まっていたという事です。医者の言う事を鵜呑みにせず、自分で判断する能力を身につけないといけないですね。

余談ですが、ベトナムでは検査結果を全部くれます。勝手にセカンドオピニオンし放題です。
現在筆者は、胸部レントゲン写真・胃カメラ写真・お腹のエコー写真・鼻口耳の内部写真を所有しています。

風邪は引きたくないものですが、ハノイは空気も悪く、また季節の変わり目など大きく気温が変化するので、体調管理が大変です。
日本から引っ越してくる際には、常備薬を日本から持って来ておくと便利です。ちなみに筆者のお勧めは下記2種類です。

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風邪の引きはじめにはやっぱり『葛根湯』!

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のどの痛みには、うがいしながら飲む『駆風解毒湯』がお勧めです。



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ABOUTこの記事をかいた人

宮城県仙台市出身。2013年6月からベトナム・ハノイ在住。 ベトナム在住そして、独身女性だからこそ書ける記事を提供できるよう日々奔走中。自称ハノイ美容マニア。趣味である各国の「民族衣装」撮影時にベストなコンディションで臨めるよう、日々新しい美容方法を試している。 本人はしっかりしているつもりなのに、度々変な事に巻き込まれる。地元の後輩からは『生きるコントby大宮エリー』と言われている。