ティエンハー洞窟は自然に出来た鍾乳石が銀河のように耀く神秘的な場所

今回の記事を読んだ皆さん、ラッキーですね! 今回は、観光客にまだほとんど知られていないティエンハー洞窟、別名“ギャラクシー洞窟(銀河洞窟)”をご紹介いたします。
洞窟内は、自然に出来た鍾乳洞の結晶が光り輝き、その名の通り、まるで銀河の中に入り込んだかのような神秘的な景色を楽しむことができます。

ティエンハー洞窟(Thien Ha Cave)別名”ギャラクシー洞窟”について

観光客にほとんど知られていないということで、あまり日本語の資料が無いので、パンフレットの英文を翻訳してみようと思います。

Located in south of hillside of Tuong Mountain range, part of the solid natural wall the cover and protect the ancient capital of Viet Nam-Hoa Lu, Galaxy grotto has a 200m – long dry cave and 500m – long wet cave with 12,000 square meter in total.
The dry cave has an opening on top called “Heaven gate” where the sun rays shine through and make the world of the stalactites sparkle magically. In the water cave, visitors would find layers of beautiful stalactites shimmering like a galaxy.The cave remains virtually intact with thousands of bats hanging on its wall.
Besides the landscapem Galaxy grotto holds very special cultural and historical values.After local archaeologists found in 2008 traces of ancient Vietnamese, the cave was officially recognized as a world heritage site by UNESCO on June 2014.
It would take 2.5 hours to visit and explore Galaxy grotto.
引用:Thien Ha Caveのパンフレット

ティエンハー洞窟は、Tuong山脈の丘陵地帯の南に位置し、自然の壁によって、ベトナムの古都ホアルーを守っていました。洞窟内は200mの乾いた部分と500mの水の部分を持っています。 洞窟は、合計12000平方メートルの広さがあります。
乾いた洞窟には、太陽の光が輝き、鍾乳洞の世界を魔法のように輝かせる “天国の門”と呼ばれる空洞があります。水の洞窟では、訪問者は美しい鍾乳石の層が銀河のように揺れているのを見ることが出来ます。洞窟は数千のコウモリが壁にぶら下がっているので事実上そのままです。
この洞窟は、2008年に地元の考古学者たちによって、古代ベトナム人の痕跡が発見され、2014年6月にユネスコ世界遺産に認定されました。
ギャラクシー洞窟を訪れたり探索したりするのには、約2時間半かかります。
ということみたいです。

ティエンハー洞窟への船乗り場

筆者が訪れた日は、週末だったのに他に観光客の姿は一切ありません。
先日ご紹介したチャンアンとは大違いです。

映画のロケ地も見られるベトナム唯一の世界自然文化複合遺産チャンアン


人はいないのに敷地は広い。しばらく待った後にスタッフに連れられて小船乗り場に移動です。特にチケットなどはありません。先ほどまで待っていた場所はこんな感じです。本当にこれに乗るの!? と一瞬不安になる小船。ライフジャケットもありません。川面すれすれを進む小船。これぞ本当の冒険!?前日に雨が降ったのもあり、大分濁っています。湿地には、たくさんのヤギがいます。野生でしょうか?さすがヤギ肉が有名なニンビン省だけあります。チャンアンとはまた違った趣があります。しばらく進むと船着き場が見えてきました。船着き場の手前には、蓮の花が咲いていました。だいぶ水に浸かってしまっている蓮の花からも水の量が増えたことがわかりました。だいぶ蓮の花が苦しそうですが、ピンク色で綺麗です。蓮の花に夢中になっている間に小船到着。この道をしばらく歩きます。しばらく進むとThien Haと書かれた看板が現れます。階段を上って進むようです。階段の反対側の景色は、こんな感じ。未開発な感じが良いですねー。船頭さんに連れられて洞窟に入って行きます。洞窟内は、電飾がほとんどついていないので、懐中電灯を片手に進みます。(懐中電灯は、船頭さんが貸してくれます。)前述したパンフレットの引用にも書かれていた通り、200メートルほど洞窟内を歩きます。懐中電灯を当てるとキラキラと耀く鍾乳洞。

分かりやすいように動画も撮影してみました。
更に奥へと進みます。
こちらは、パンフレットの引用に書かれていた空洞ですね。外からの光が洞窟内に入って来て、とても綺麗でした。
更に進んでいくと開けた空間が出てきます。
更に小船が置かれています。ここからは、この小船に乗って更に洞窟の奥へと進むわけです! ワクワクしませんか!?船頭さんの指示のもと、1人ずつゆっくりと小船に乗り込みます。若干ライトアップはされていますが、懐中電灯を当てないと見えないくらいの暗さです。神秘的ですね~。筆者たちの他に誰もいなかったので、貸切状態です。

映像で観るとこんな感じです。(音楽付きなので、ボリュームにご注意を。実際の洞窟内は静寂に包まれております。)

奥にはひと際神秘的な鍾乳石もありました。(同じく音楽付きなので、ボリュームにご注意を。)
洞窟内は、行き止まりになっているので、小船で一周したらまたもとの位置に戻ってきます。
船頭さんに別の洞窟も案内されました。こちらもライトアップはほとんどされておらず、懐中電灯で照らしながら鍾乳石を見ました。一通り見終えたら、船着き場に戻って、再び小船に乗ります。更に小船は進みます。途中にはまた洞窟も。なんだか「大冒険」っぽい写真の仕上がりになりました(笑)洞窟を抜けると川幅が広い場所へとやってきました。先ほどまで全然人がいなかったのに突然の人、人、人!?こちら側にも!?
どうやら、近くのリゾートホテルから来た小船のようです。あっという間に小船の集団はいなくなり、またまた貸切状態。のんびり小船で進むのほんと良いですね。

いやぁー最高でした!
チャンアンとは違って、木々の間を進むのが良い感じです。

そうして、約2時間半の洞窟探検&クルージングが終了し、船着き場で小船を降りて終了です。

Halca
ボートを漕いでくれた船頭さんへのチップもお忘れなく!
1隻100,000VND(≒485円2018年05月現在)くらいが相場ですので、是非参考にしてください。

ルートについて

今回、帰りの船着き場は行きとは違うThung Nham野鳥庭園側で降りたのですが、筆者たちが乗ったThien Ha洞窟側の船着き場Thung Nham野鳥庭園側の船着き場どちらからでも乗ることが出来ます。
また、往復して、同じ船着き場に到着することもできるので、ご安心ください。
片道か往復かの希望は、チケットを販売している人にお伝えください。

ティエンハー洞窟への行き方

まだ観光地化されていない場所ですので、タクシーもしくは、ホテルなどで車をチャーターして行くことをお勧めいたします。

ティエンハー洞窟情報

住所:xã Sơn Hà, huyện Nho Quan
※ティエンハー洞窟周辺には詳しい住所が無く、村までの住所です。村の近くまで行くと案内板が出ていますし、タクシーなら運転手に言えばすぐに分かります。
入場料:1名120,000VND(≒582円2018年05月現在)
営業時間:だいたい07:00~17:00

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しております。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性があります。予めご了承ください。



この記事が気に入ったら、投げ銭をお願いします

最小15円から投げ銭可能! 皆様からのサポートが、励みになります。
ご支援ありがとうございます!

ABOUTこの記事をかいた人

宮城県仙台市出身。2013年6月からベトナム・ハノイ在住。 ベトナム在住そして、独身女性だからこそ書ける記事を提供できるよう日々奔走中。自称ハノイ美容マニア。趣味である各国の「民族衣装」撮影時にベストなコンディションで臨めるよう、日々新しい美容方法を試している。 本人はしっかりしているつもりなのに、度々変な事に巻き込まれる。地元の後輩からは『生きるコントby大宮エリー』と言われている。