本日、2017年01月27日(金)は、ベトナム旧暦の大晦日ですね!昨日からハノイは一気に静まり返り徐々にテトらしさが出てきました。
そんな昨日01月26日はオーストラリアの国民の祝日『オーストラリア・デー』でした。オーストラリアに住んでいる友人たちが、SNSにこの日をお祝いする為の投稿をしていて「あーもう、そんな時期なのか」と懐かしくなり、久しぶりにオーストラリアはアデレードでホストファミリーと共に過ごしたオーストラリア・デーの写真を引っ張り出してきました!5年前である2012年の写真ですが、オーストラリア・デーがどんな雰囲気だったか写真で楽しんで頂けると嬉しいです。
オーストラリア・デーとは?
毎年1月26日のオーストラリア・デーは、すべての州と準州でオーストラリアの国民の祝日となっています。 オーストラリア・デーは、1788年、シドニーのポート・ジャクソン(Port Jackson)に最初のヨーロッパ人が到着したことを記念しています。 この日すべてのオーストラリア人がひとつになり、自分たちの国と文化をお祝いします。 多くの人々は、公園でのピクニック、家族でのバーベキュー、スポーツの競技や観戦を楽しみます。 特にキャンベラのバーリー・グルフィン湖(Lake Burley Griffin)のように、壮大な花火大会が開催されるところもあります。 町や都市では、オーストラリアの市民権を獲得した移民を迎えるための市民の式典が行われます。 また、首相からオーストラリアン・オブ・ザ・イヤー(Australian of the Year Awards)が発表され、国やコミュニティに目覚ましい貢献をした人物が表彰されます。
引用:オーストラリア政府観光局公式サイト
アデレードでの思い出2012
アボリジニから見たオーストラリア・デー
オーストラリア・デーの時に忘れてはいけないのが、オーストラリアの先住民であるアボリジニの存在です。最初のヨーロッパ人が到着したことを記念している日という事は、アボリジニの視点から見るとヨーロッパ人が侵入してきた日なのです。
歴史的に見ると植民地が始まった日。
白人の視点ですよね。
ここで考えなきゃいけないのが、もともとこの地に約4万年前から住んでいるアボリジニからの視点。
そう、アボリジニからしてみると1月26日は「イギリス人が侵入してきた日」なんです。
アボリジニから見た『オーストラリアデイ』。
Youtubeの「オーストラリアデイとは?」の後の反応が全てを物語ってますよね。
・ survival Day
・「人種差別」
・ジョークだよね
・全てを失った日 等
様々な感想があると思いますが、ここから見受けられるのは「複雑」な心情。
引用: Vagrant Life ~オーストラリア・ワーキングホリデー~
筆者はオーストラリア滞在中、語学学校などでアボリジニの歴史背景や現状を学んではいたのですが、実際に滞在して見聞きしたアボリジニ達は「働かなくても一生暮らしていける保証」「悪さしても逮捕されない」とかなり優遇されていて、その分目に余る様な悪さが目立ち、どちらかと「近付いてはいけない存在。危ない存在。」という印象でした。
オーストラリア・デーをアデレードで過ごした2012年から5年たった今、ベトナム・ハノイに住んでいてハノイの歴史、日本の歴史、他国との関係性を学んだ今、それぞれの国にある歴史や背景をきちんと知る事って大切だなと今回この記事を書くにあたり改めてオーストラリア・デーの事を調べて学びました。