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ハノイ在住筆者が、2か月間日本に帰って気付いたこと。

「ちょっと立ち止まって落ち着きたい……。」

2か月間日本に滞在することになり、日本に旅立つ直前に出てきた言葉は、こんな感じでした。
有難いことに、色々なサービスの取材依頼が入り、毎日のように新しい何かと出逢う日々。とても楽しく刺激的で、毎日が充実していました。

しかし、2か月間ハノイを留守にするということが決まり、普段スケジュールの感覚を空けて受けている取材依頼を一気に短期間で行うこととなりました。
毎晩何処かに出かけ、誰かと会い。時には仕事の昼休みに人と会う日も出てきました。

「なんのために私はこんなにも忙しいのだろう。」

「誰のために私はこんなにも忙しいのだろう。」

そんな疑問が頭の中をグルグルと回っていました。

そして、駆け抜けるようにそんな日々が過ぎ、あっという間に日本への旅立ちの日が訪れました。

「日本では、ゆっくりしよう。今後どうしていきたいのかじっくりと見つめ直そう。」

そう思い、普段記事を書くのに使用しているパソコンも撮影のために使用しているカメラもハノイの家に置いていくことにしました。
もちろん取材したものは、記事にしないといけないので、撮影した写真データや、取材資料などは日本に持ってきましたが、新規で取材をしたり、記事を書くことは無いだろうと考えていました。

時は飛ぶように進む。流れに乗らないと。

私にとって、東京で働くということは実に7年ぶりの経験でした。
7年前も映像業界というちょっと変わったところにいて、「一般的な会社員」という生活は送っていなかったので、決まった時間にオフィスに出社して、決まった時間に退社するということは、アルバイトをしていた学生時代以来のことだったかもしれません。

「そんな簡単なことなのに、めちゃくちゃ疲れる。」

仕事は楽しいので、オフィスに到着すると結構はしゃいでいることが多いのですが←!? 通勤電車がとにかく疲れる。
みんな毎日よくこんな暮らしができるものだと感心してしまうほどで、東京滞在が始まって直ぐの頃は週末になると疲れて寝てしまうことも多くありました。

長いようで短い2か月間。自分の意思できちんと時間をコントロールしないとあっという間に終わってしまう。動かねば! という焦りとは裏腹に疲れてしまう身体。
お金と時間と体力。そのバランスを計算しないといけないのだということを学びました。

誰のため? 自分のために

慣れない東京生活も時間が経てば馴染めてくるもので、最初は気絶したように寝てしまっていた日々もいつしか消えていきました。そうなってくると今まで自分自身の生活でいっぱいいっぱいだったのが、周りを見る余裕ができてきて、会社と家との往復だけをしている私を横目に自分のやりたいことへ向けて走っている人たちを見ては、悔しくて悔しくて毎日のように泣きました。

「私はこんなんじゃないのに、もっと頑張れるのに。」

それは誰のため? 人のためじゃない。人に頼まれたからでもやらされているわけでもなく、自分がやりたいからやっているのだ!

そんな当たり前のことを、ハノイでの忙しい日々で見失っていました。私にはこの場所が必要。そう再確認することができました。

ハロプロは、私のパワーをくれる存在

東京滞在期間中に中野サンプラザで、ハロプロのコンサートが行われることが決まっていたので、生まれて初めてハロプロのコンサートに参加しました。普段、ベトナムからモニター越しに見ていたメンバーが目の前にいる。

「あー私、ベトナムでも東京でも凄く頑張ったな。コンサートを見に来られる自分になったのだな。」と思ったら、出だしから涙が零れてしまいました。それまで東京で流していた悔し涙ではない涙。
またベトナムで頑張ろう。そしてまた日本でハロプロのメンバーに会おう。そう思いました。

でっかい空に向かって
でっかい声で叫ぶ
きっと私は出来る
きっと私は光る
引用:きっと私は こぶしファクトリー

根底に眠る熱い魂
自前だし
引用:きっと私は こぶしファクトリー

今は、こんな気持ちです。

そしてまたベトナム生活が始まる。

この記事を書いているのは、東京滞在残り6日の段階です。徐々に「ハノイに戻るのだ。」という実感が湧いてきました。
ハノイに戻ったら、また色々な情報を発信していきます。


無事、ハノイでの生活が始まりました。


ハノイ生活6年目にして突然始まった2か月間の日本生活。
なんだか、自分の中で2度目のハノイ生活が始まった感覚です。元に戻るのではなく自分の中に変化を起こして生きていきたいと思います。

おまけ


2か月間、私がお世話になっていたシェアハウスです。
とても素敵なところだったので、東京に中期的に滞在する予定の方は是非。
http://link-house-p.com/

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