今回、物凄い奇跡が起きました。
な、な、なんと日本のトップデザイナーであるコシノジュンコさんのインタビューに同席させていただいたのです!
コシノジュンコさんは、1994年にベトナムでファッションショーを開催。2013年02月29日、30日にハノイのオペラハウスにて行われた民話「鶴の恩返し」を題材としたオペラ「夕鶴」の公演(日本とベトナムの外交関係樹立40年の記念事業)では、衣装デザインを担当するなど、ベトナムに馴染みの深い方なのです。
コシノジュンコさんインタビュー
※詳しいインタビューの内容は、今後ベトナムのフリーペーパーVetterさんにて掲載されますので、私が印象に残った内容をこちらではご紹介いたします。
その後、1985年に行われた北京でのファッションショーでの過酷な体験や、年に2回ずつ行っているパリコレと日本のファッションショーのお話を聞いた中で、コシノさんが思う「ベトナムの独自性とはなんだろう?」といのが気になり、質問してみました。
アジアは、特に民族衣装が強いので、個性的だと思う。フィリピン、インド、インドネシア、国民性が強い。
民族衣装は、長年築いてきた文化なので、よそと肩を並べるのではなく、ベトナムはベトナムらしく成長していってほしいし、そうなっていくと思う。
確かにアオザイは日本人が着物を着る感覚よりもずっと身近で、カジュアルに着られるアオザイも日々進化を遂げているので、これからも廃れることなく寄り添って存在していくのかもしれないなと感じました。
最後に今回のファッションショーのテーマをお伺いすると笑みを浮かべながら、「イリュージョンとか、錯覚。現在と未来。ベトナムの方にも来てもらうので、神秘性のあるものになっています。」と話すコシノさんが、これから起きる楽しいことを待ちわびるワクワクとした表情をされていて、こんな年の重ね方をしたいと思いました。
JUNKO KOSHINO FASHION SHOW IN VIETNAM
コシノさんの「イリュージョン」というテーマと表情を思い出しながら、始まったファッションショーは、それまで行われていたサクラコレクションの空気感を一気に塗り替えてしまいました。
こちらは、ファッションショーのオープニング。このダンスから一気に空気感が変わりました。
(私の席から撮影したものよりも迫力があって素敵だったので、動画を埋め込ませていただきました!)
画像引用:http://junkokoshino.com/fashion/junko-koshino-fashion-show-invietnam/
私の中で、一番印象的だったのが、こちらの衣装。マントが風をふくんで気球のようにふわーっと舞い上がる様子は、今まで見たことがない、未来的なデザインでした。
画像引用:http://junkokoshino.com/fashion/junko-koshino-fashion-show-invietnam/
最後は、コシノさんも空気をまとうマントの衣装で登場。
インタビューでお話を聞けたおかげで、他の人よりも多くのことを感じられた気がして、とても贅沢な気持ちになりました。ベトナムにいるからこそ、味わうことが出来たこの空間に感謝です。
そう感じていたのは、私だけではなく、裏では仲良くしてもらっているハノイの美容師さん達も頑張っていました。
その他にもオーガナイザーのMore Production勝さんのSNSには、たくさんのコメントが届いており、多くの人の心に様々な想いを届けてくださったコシノさんに、大きな刺激をいただきました。
お声がけくださったMore Production勝さん、同席を許可してくださったVetter野田さんにこの場を借りてお礼を申し上げます。
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