突然ですが、皆さんにとってBarってどんなイメージでしょうか?
普段あまりお酒を飲まず、夜は早々に寝ている筆者にとってBarは、「大人な雰囲気で、お酒の事を知っていないとちょっと恥ずかしい!」という敷居が高いイメージがあったりします。
そんな、Bar素人の筆者が今回、ハノイのキンマー通りに2015年12月にオープンしたBar「Virth」の日本人バーテンダーゆうじさんにBarを楽しむコツや、筆者の素朴な疑問などを聞いてきました。
・・・とその前に、まずはお店のご紹介!
Bar「Virth」
カクテルを中心とした、カジュアルであり、オーセンティックなBar
Virthの由来
Vietnam+Birth(産み出す)で作られた造語。従来のベトナムのBarのイメージは騒々しく少し危険な感じですが、日本特有のBarを再現し一杯のお酒を嗜みながらお友達やバーテンダーとの会話を楽しんむ事を新しい文化として伝えて行きたく店舗を立ち上げました。
引用:Virth
お店の場所
キンマー通りから、Ngo535という小道に入って少し歩いたところにある建物の1Fにお店があります。「千房」さんや、「ちょうちん」さんが入っている建物と同じです。
店内の様子
シックで大人な雰囲気の店内です。カウンター席からは、ずらりと並んだボトルが見えて、それがなんだか間接照明みたいで綺麗ですよね。
筆者は、こういう大人な雰囲気の場所にほとんど来た事がないので、実は写真を撮りながらかなり緊張してしまいました(笑)
カウンター席の他に広めのBOX席もあります。大きなモニターも設置されていて、サッカーの試合などをパブリックビューイングでゆったりしながら観戦できます。
ゆうじさんにバーを楽しむコツを色々聞いてみました!
何を頼んだら良いかわからない時はどうしたら良いですか?
バーは、メニューにあるものだけが、全てではないので、イメージを伝えてもらえれば提案が出来ます。
例えば、好きなデザートを聞いて、それがマンゴープリンだったとしたら、マンゴープリンみたいなカクテルを作ることも出来ます。
お酒が飲めない人には、ノンアルコールのカクテルも出来ますよ。
・・・というわけで、早速筆者にもカクテルを作って頂きました。好きな果物を聞かれたので、「スイカ」と答えてみました。
一体どんなカクテルが出来るのでしょうか!?楽しみです。
バーの醍醐味といえば、シェイカーを振っているバーテンダーさんの素敵な姿を見る事ですよね!?
カクテルがグラスに注がれる瞬間って「一体どんなカクテルが出てくるんだろう!?」ととってもワクワクしました!
仕上げにミントをのせてもらって・・・
完成です!!
スイカとウォッカ、クランベリージュース、オレンジジュース、グレープフルーツが入ったカクテルです。更にスイカのグラニテ(シャーベット状の氷菓)が入っています。
暑い夏にぴったりの爽やかなカクテルでとっても美味しかったです。
ちなみに筆者は本当に素人なので、「これはこの2本のストローで飲むのでしょうか?」と聞いてしまいました。2本のストローで飲んだ方がスイカのグラニテとカクテルの味がミックスされて美味しいそうです。
オリジナルカクテルを作ってもらった時のお値段ってどうなるのでしょうか?
誕生日など特別な日の為に、こだわったものを使用したカクテルだと少し高くなるかもしれませんが、それ以外だと150,000VND(≒670円2016年09月現在)くらいから、高くてもメニューのカクテルに20,000VND(≒90円2016年09月現在)程上乗せしたくらいの値段です。
日本でバーテンダーをするのとハノイでするのとで、何か違いはありますか?
違いは無いですね。同じです。
日本のBar文化をハノイに伝えていけたらと考えているので、日本と変わらないクオリティ―で出していますし、日本人・ベトナム人、何人が相手でも変わらないです。
よくテレビで観る様な「あちらのお客様からです。」という様な事は実際にあるのですか?
それは無いですね(笑)
ただ、1人で来ているお客様同士で気が合いそうだなと思ったら、こちらから話題を振って2人を繋げてみる事はあります。なので、出逢いの場所にはなると思いますよ。
もちろん、1人で黙々と飲みたいお客様もいると思うので、必ずつなげるというわけではなく、臨機応変に対応しています。
Barで飲み過ぎて大失敗しているお客様などはいるのでしょうか?
飲み過ぎて大失敗という事はないですね。
楽しみながらお酒が飲める様に気を配るのもバーテンダーの役割なので、こちらでお客様の様子を見ながら、お酒の強さを調整しています。
Barでの過ごし方がわかりません
バーテンダーや他のお客様と会話を楽しむ人もいれば、本を読んだり、パソコンをしたりしている人もいるので、あまり気張らず過ごしやすい様に利用してもらえれば嬉しいです。
Barで料理を頼むことは出来ますか?
軽くつまめるものですが、フードメニューがあります。また、当店と同じ建物内にある「千房」や「ちょうちん」の料理を頼んで、当店で食べて頂く事も出来ます。
Virthのお客様は何歳くらいの人が多いのですか?
30代半ばの人達が多いですが、上は60代、今のところ最年少は24歳のお客様が利用してくれています。
女性1人で行くのは不安なのですが、大丈夫でしょうか?
女性のお客様が来て下さると店内が一気に華やかになるので、女性1人でも是非ご来店頂きたいです。Barなどに行き慣れている方でないと女性1人で来店するのはかなり勇気がいる事だとは思いますが、その勇気を大切に真心込めて接客致します。また人懐っこいベトナム人スタッフ達もいますので、彼らとの会話も楽しんで頂けたら良いかと思います。
最後に一言お願いします。
ハノイには、バーに行き慣れていない日本人の方も多い様に感じます。
その様な方にも気軽に来て頂ける様、作るものはしっかりと、ハードルは低く、交流の場になれるよう頑張っておりますので、是非一度ご来店ください。
毎月新作のオリジナルカクテルも出しているので、月によって様々なカクテルも楽しんで頂けますよ。
ゆうじさん、ありがとうございました!
今回、ゆうじさんに色々お伺いしてみてBarに対するハードルが一気に低くなり、今後も気軽に訪れたい!と思うようになりました。また、ハノイに来たばかりの頃友達もいなく、誰かに話を聞いてもらいたかった時、Bar「Virth」さんがあってくれたら良かったのになーと思いました。ハノイに来たばかりの人や、これからハノイに来る人は、1人でも来店出来て交流の場が広がるBarが身近にあるなんてラッキーだな!と思います。
おまけ
2杯目は、筆者が大好きな「ハイボール」を頂きました。
筆者は勝手に「Barでは、カクテルを頼まないといけない!」と思い込んでいたのですが、もちろんそんな事はありませんでした(笑)
つぎ手によってこんなにも味が変わるのかとビックリするほど、美味しいハイボールでした。
今後ハイボールが飲みたくなったら、必ずVirthさんに行く事にします。
住所:12 Ngõ Hàng Chuối 1, Phạm Đình Hổ, Hai Bà Trưng, Hà Nội
電場番号:083 599 3535
営業時間:18:00~0:00
Facebook:https://www.facebook.com/Virth-1677460779204555/
Homepage:http://bar-walk.com/
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しております。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性があります。予めご了承ください。