先日、『ハノイ・リンラン通りに新オープンのフットリフレクソロジー専門店』記事内にて、下記マッサージ店について書きました。
ハノイには至る所に「マッサージ」と書いてあるお店があるのですが、男性向けのいかがわしいお店も「マッサージ」と書いてあるので、しっかり見定めないといけません。見定めて女性のお客さんが入って行くのを確認してもスタッフやマッサージの質が悪かったり、勝手にオプションを追加してボッタくりみたいな金額を請求されたり・・・筆者は、何度心身ともに痛い目にあったかわかりません(力任せのマッサージとかw)
・・・で実際、見定めずにマッサージ店に行くとどういう事が起こるの?と聞かれた際、「実のところかなりお店を厳選して行っているからわかっていないかも!」と気付いたのです。
これでは、ラジオやテレビで観たことを記事にして公開している状態となんら変わりありません!ハノイに住んでいる筆者が、実際に経験して感じたことを文章にして記事にする!それがVIEHICHです!という事で、今回は全く情報無しの状態で、マッサージ店に飛び込んできました!
Bông sen Massage
こちらが、今回マッサージを体験しに行ったお店です。
奥まったところにあるお店は流石に怖いので、店内の様子が見えて大通りに面しているお店にしました。
料金表
こちらが料金表です。とりあえず1番安い200,000VND(≒885円2016年07月現在)のコースを選びました。
前払いで料金を支払うよう言われたので、お金を渡し「チップはいるんだよね?」と聞いたところ「チップは・・・・ゴニョゴニョゴニョ」と受付のおばさまにごもられ、まー必要なんだろうなと解釈しておきました。
マッサージ室
料金を支払い案内されたのが、下記マッサージ室です。
写真だとよくわからないと思いますが、赤と青のライトで照らされていてかなり怪しげな雰囲気です。
室内にはサウナもあります。
マッサージ師さん登場
マッサージ師さんは、若い頃の杏ちゃんみたいなかなり可愛らしい女性で、それが逆に怖くなりました。
女性が来て大丈夫なお店だったんでしょうか・・・。
あっちなみにお姉さんの服装は、マッサージ師さんらしい下記みたいな格好で、特殊な格好はしていませんでした。
https://www.amazon.co.jp/
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ジャグジー
お姉さんに服を脱いでジャグジーに入るよう指示されました。
室内にジャグジーもあります。
お湯が張られていないジャグジーに入るとお姉さんから「シャンプー?」と聞かれたので、「YES!」と応えるとお姉さんが、シャンプーボトルを持ってきてくれました。
ボトルを受け取ろうとすると、徐ろにお姉さんがシャンプーを手に取り出し・・・。
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髪の毛を洗ってくれました。
美容院などで髪の毛を洗ってもらうことは多々有りますが、裸の状態でジャグジーの中で女性に髪の毛を洗ってもらう日が来るとは思ってもみませんでした。
恐ろしく不思議な気分です。
シャンプーが終わり、泡を流してもらうと、今度はスポンジとボディーソープを持ってきました。
「ヒー!!!今度は、身体洗われるのか!?」
とビビっていたら、今度は「YOU!」と言われボディーソープがついたスポンジを渡されて、お姉さんは部屋の外に出ていきました。
流石に身体は洗われないのか!とホッとしながら身体を洗っているとお姉さんが直ぐに戻ってきて「YOU!」と言ってスポンジを取り上げられ・・・
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背中を洗ってくれました。
筆者は、なんだか少女マンガ『NANA』の世界で、主人公のナナがジャグジー内で恋人のレンに背中を流してもらっているシーンを思い出しました。
その後、しばらくジャグジーに浸かった後、また「YOU!」と呼ばれ、ジャグジーから出されました。
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そして、お姉さんが懇切丁寧に身体中の泡をシャワーで流してくれました。
シャワーが終わるとタオルで身体を拭くように言われ、ベッドに座れ!と指示されました。
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そして、お姉さんがドライヤーで髪の毛を乾かしてくれました。
楽しそうにドライヤーをかけるお姉さん。
ちなみに筆者は、全ての事を受け入れる「悟り」モードを搭載しているため、もう「お姉さんがやりたいように好きにして下さい。」という無の境地に達していました。
例えるなら、小さい女の子が「美容師さんゴッコ」と言って私の髪の毛をとかしてくれたり、ゴムで結んでくれたりを微笑ましく受け入れるような感じです。
本物のハサミを取り出して来ないかぎりは好きにさせますよね?そんな感じです(笑)
マッサージ開始
※画像はイメージです。
さて、一通りの「さとり」を開いた後、お姉さんがズボンを持ってきてくれました。上半身はありません。・・・まぁここまで来たらもうどうでも良いです(涙)
マッサージ内容
マッサージは、オイルなどは使わない「タイ古式マッサージ」でした・・・多分。
多分というのは、筆者は正当なタイ古式マッサージを受けたことがあるのか無いのかよくわからないからです。ただ、指圧による揉み動作の他に四肢を曲げ伸ばすストレッチなどが含まれていたのと、そもそも初めのメニューに「タイマッサージ」と書いてあったので、多分あっているんだと思います。
さて、マッサージなんですが、可愛い見た目とは打って変わって、かなり力強い(若干力任せ?)マッサージでした。ちょくちょく「痛くない?大丈夫?」と聞いてくれるホスピタリティ精神はありました!
マッサージ終了
多分、40分位でしょうか?無事、マッサージが終了し、「終わり!」と言われました。
着替えようと思うとめっちゃ傍で着替えを見ていました。。。
日本人女性がどんな下着を身に付けているか気になったのでしょうか?最終的に服を着るのも手伝ってくれました。
・・・もう好きにして(涙)
チップ
流石にここまで至れり尽くせり(?)にしてもらって、チップを渡さないわけにはいかないので、100,000VND(≒440円2016年07月現在)を渡しました。
神妙な面持ちで受け取るお姉さん、「足りるのか足りないのか!?」ちょっとドキドキしました。(200,000VNDのマッサージ代に100,000VNDのチップなら普通だと妥当か良い方だと思うのですが・・・。)
その後、一旦考えた表情をしたのちニコっと笑って「Thank you!」と言われました。大丈夫だったようです。
こうして、突撃マッサージは終了しました。
帰りには、ビジネスカードをもらって「また来てね!」とお見送りまでしてくれました。(若干ボロボロですが、これはもらった時点で既にこの状態でした笑)
結論
下調べをせずにマッサージ店に行ったら、”今回は”「マッサージ師のお姉さんがジャグジーで髪の毛と背中を洗ってくれて、ドライヤーで乾かしてくれる。」しかし、マッサージは力強い本格派!という事になりました。
思った事
その①
私は、中学生位の頃に漠然と将来はOLになって公園でお弁当を食べ、藤木君(ちびまる子ちゃんに出てくる男の子)みたいな目立たない普通の人と結婚して無難な人生を送るんだろうなーと自然に思っていたんです。別に自分の人生を悲観的に考えていたとかそういうわけでは全く無く、当たり前の事の様に思っていたんです。しかし、残念ながら公園でお弁当食べるOLにもなってないし、藤木君みたいな人とも結婚してないし、マッサージ店でお姉さんが髪の毛を洗ってくれるし、毎日面白い事ばかりの人生で「私の人生面白っ!!」って思ったらニヤニヤが止まりませんでした。
ちなみに、アイキャッチ画像は、タイ湖が見渡せるカフェで人生の面白さを思い出しながら、ニヤニヤして撮った夕日の写真です。
その②
筆者は、日本ではテレビドラマの制作現場で働いていまして、月休1日とか、深夜?早朝5時撮影終わりとか、寝る時間タクシーの中だけ、とかもうわけわからない状態で働いていました。
そんな過酷な撮影期間、男性スタッフの1人が、とっても良い香りで撮影現場に戻ってきた事があったんです。
話を聞くとどうやら、お姉さんがいるお店で身体と髪の毛を洗ってきてもらった様でした。
※撮影スタッフと一言で言っても多岐に渡り、カメラマンのような撮影付きっきりの業務もあれば、撮影を行うロケ地を決めたり、お弁当を手配する撮影中は比較的手が空くスタッフもいるのです。
その時、筆者は「性的な処理はしなくて良いから、私も髪の毛洗って身体洗ってくれる人がほしい・・・。」と本気で思っていました。撮影終わり疲れ果てて家に帰り、シャワーを浴びたまま寝ちゃって、タンクのお湯が無くなり、シャワーが水になったところで、寒くて起きる・・・なんて事も何度あったかわかりません。(涙)
そんな過去の私に、「将来ハノイで、お姉さんが髪の毛洗って、マッサージしてくれるよ!(笑)」と伝えたいなーと、どうでも良いことを思いながら、その日は夢路をたどりました。
まぁ、今は過酷な生活を送っていないんですけどね。
※追記※
記事を公開したところ、早速『VIP』って男性向けのマッサージだよ!というツッコミを頂きました。見返すとメニュー表に『VIP』って書いてありますね。
つまり、今回の体験によりハノイでは女性でも男性向けのマッサージ店に入れるという事が判明しました(笑)
とりあえず、今回の件で実感したことは、やっぱりマッサージ店に行くなら調べてから行かないとダメですね。
住所:26A Yên Phụ、Trúc Bạch、Ba Đình、Hà Nội
電話:(84.4)3726 0157/3726 0067
最終更新日:2016年07月12日