『DECORA』 清水さんインタビュー【前編】～エステティシャンとして～

今回から2回に分けて、トータルビューティーサロン『DECORA』清水裕美子さんのインタビューをお届けします。

ベトナムに来てどれくらいですか？

7年になります。

7年前のベトナム人女性と今のベトナム人女性とでは変化はありますか？

私がベトナムに来た当初は、美容に全く興味が無い人が多く、化粧もしない、夕方頃になるとパジャマでウロウロする、腕毛やひげが生えているのが普通な子が多い印象を受けました。当時の様子を見せてあげたいくらいです。それが、3・4年前くらい前から体毛・UVケア・お化粧に関しての意識が高まり、脱毛が主流になり、パジャマでウロウロする人も減り、韓国の影響から整形をする人も出てきました。
今ではすっかり整形がブームになっています。
また、仕事に対する意識も少しずつですが、変わってきていますね。

エステを始めようと思ったキッカケはなんですか？

もともと美容に興味があり、日本でもエステティシャンとして働いていました。それが、妊娠・出産を機に辞めたのですが、たまたま5年前にエステティシャンとして働いていた会社の社長と再会する機会があり、ハノイ支店が決まったんです。

それが今の『DECORA』ですか？

いえ、『DECORA』とは別のお店です。4年間別のお店で働いていたのですが、そのお店が郊外に移転する事になり、そうなると通ってくれているお客様がエステ難民となってしまうので、独立を決意しました。
現在、パートナーとして一緒に働いている森さんとの出逢いも独立への後押しとなりました。森さんを紹介してもらって、2回目会った時には「この人と一緒にやろう！」と決めていました。

森さんと一緒に働いてみてどうですか？

森さんと私は凸凹というか、森さんが持っているものと私が持っているものは全く違うので、相互に補い合う事の出来る関係性だと思っています。彼女から気づかせられる事も多いですし、補填しあえる関係だと私は思っています。

左：清水さん　右：森さん

エステをやっていて、嬉しかった事や辛かった事はありますか？

最近あった嬉しかった事は、出張者や旅行者のお客様が多くなってきている事。そして、そのお客様達にスタッフの施術を受けてもらった後『日本のエステに通っていたけど、日本とクオリティが同じ！ベトナムに暮らしたい！』と言ってもらえた事です。技術は勿論ですが、前のお店からついてきてくれて5年間ずっと一緒に働いているスタッフ達が褒められるのは本当に嬉しいです。

辛い事というか、寂しい事は前のお店をオープンした当時のお客様がほとんど日本に帰国してしまった事ですね。4年〜5年近く付き合っていたお客様が帰るのは本当に本当に寂しいです。
帰国最後の日にお店に来てくれるお客様もいて、とても感謝しています。それだけ、私もスタッフも大事にしてもらえているので、私たちもその分いえ、それ以上にお客様を大切にしています。感謝の気持ちがすごくあります。

最近ハノイに来た人へのアドバイスなどあればお願いします。

まず初めに言いたい事は『ハノイをなめたらアカン！！』。日本とは紫外線量も違いますし、水・空気が汚いので肌トラブルが起きやすいです。また、運動不足の為に太りやすくなったりもします。
エアコンばかりで、代謝も下がるので、定期的な運動を心がけて下さい。2、3年くらい住む人はシミ・しわ・たるみにも注意が必要です。光老化で日本にいるのとは比べ物にならないくらい老けやすいです。
『DECORA』では、スキンケアや代謝を上げる方法などもアドバイスしますので、いつでもお気軽にご相談くださいね。
エステティシャンの目には、きちんとケアしている人してない人の違いは一目瞭然です。あなたの肌の状態、エステティシャンにはバレていますよ！

前編では、エステティシャンの視点から見たベトナム人女性の変化や、お客様を大切に思う気持ちや、アドバイスなどをお伺いしました。
後編では、経営者としてベトナム人スタッフの教育や今後のビジョンなどについてお伺いしています！ 後編もぜひ、お楽しみ！