『DECORA』 清水さんインタビュー【後編】～エステサロン経営者として～

前回に引き続き、トータルビューティーサロン『DECORA』清水裕美子さんのインタビューをお届けします。
前編を読んでいない方は、先にこちらをご覧ください。

『DECORA』 清水さんインタビュー【前編】～エステティシャンとして～

ベトナム人スタッフの教育で気を付けている事はありますか？

押し付けない事です。「日本の文化はこうだ！」と押し付けるのではなく、ベトナムの文化を理解した上でやるべきところ、息を抜くところを作ってあげる事が大切だと考えています。
例えば、スタッフには「お客様の前で携帯をいじってはいけないけれど、隠れてみるのはOK」という風に指導しています。
要はメリハリが大事なので、ONとOFFを切り替えられるように育てているんです。日本人はずっとONの状態を維持できますが、ベトナム人は文化や育ってきた環境の違いなどもあって、どうしてもONの状態をキープする事は出来ないからです。

スタッフを選ぶ時はどのようなところをチェックしていますか？

経験者かどうかをチェックします。そして、経験者は雇いません。それは、自分のスキルに自信過剰になりやすく、何か教えてもきちんと覚えようという姿勢にならない子がほとんどだからです。なので、なにものにも染まっていない初心者を選んでいます。

どの様な子を採用するようにしているんですか？

日本語通訳の子を介して言葉遊びをしながら聞く姿勢はあるか、忠実に従うかどうか等を確認しています。あとは、秘密の質問を用意しているので、それにどう答えるかも重要視しています。

これからハノイに進出を考えている方にアドバイスなどあればお願いします。

まずは良いベトナム人パートナーを見つける事が第一です。ベトナム人集客が決め手となりますので、ベトナム人に寄り添ってビジネスする事が大切です。
まだまだベトナム人集客は難しいところがありますが、全てはやりよう！自分次第なので自分を信じて頑張ってください。

今後の展望を教えて下さい。

今後としては、まずは多くのベトナム人に正しいスキンケアやメイクの仕方を覚えてもらうことです。
その後は日系企業からのベトナム人雇用も増えて行くと思うので、仕事に対するマナーなどの向上を底上げしていきたいと思っています。

清水さんは、以前から明確なビジョンをお持ちだったんですか？

実は1年くらい前、独立した事がキッカケで具体的なビジョンが見えるようになりました。森さんとの出逢いも大きいですね。
毎日色々な事を考える事が本当に楽しいです。私ほど考えている人もいないと思いますよ。今後の『DECORA』の成長を是非楽しみにしていて下さい。

後編では、経営者としてベトナム人スタッフの教育や今後のビジョンなどについてお伺いしました。
今後の展望について目をキラキラと輝かせながら話す清水さんの表情がとても印象的でした。
今後の清水さんの活躍を見るのが本当に楽しみです。今回はお時間を頂きありがとうございました！