「いつかまたこの目で、仙台七夕まつりを見る日は来るのだろうか?」
日本を離れて丸7年。仙台を離れてから丸11年が経っていた私は、仙台七夕まつりの季節が来るたびにSNS上に流れてくる七夕飾りを見ては、そんなことを考えていました。
「いつかまた、見られる日が来ると良いな」と心の中で思いながらも、仙台七夕が開催される8月は、航空券代が跳ね上がる時期であり、またベトナムではなんの休みも無い期間なので、「ベトナムで暮らしている間は難しいかな」と半ば諦めていました。
しかし、今年は、全く予想もしていなかった2カ月間の日本滞在が決まり仙台七夕が見られるチャンスが巡ってきました。ただ、今年の仙台七夕まつりが行われるのは8月6日(月)~8日(水)までの平日で、行くためには仕事を休まなければなりません。
「仕事を休んでまで、地元のおまつりを見に行くべきなんだろうか? 地元なんだし、いつかまた見られる日が来るのではないだろうか?」と日本滞在が始まったときは考えていたのですが、日本で暮らすにつれ「いつか日本でまた暮らす日もあるかもしれないと思っていたけど、どうやらそれはだいぶ先になりそうだぞ?」と感じ始めた私は、この機会を逃したら肉眼で仙台七夕を見れる日はもう来ないかもしれない! と思い、休みを取って見に行くことにしました。
そうと決まれば、仙台を紹介することもこのサイトの使命! と勝手に思っている私は七夕飾りをどう写真に収めるかを考え始めたのですが、先の記事でも書いた通り、私のカメラはハノイの我が家……。
どうしようかな? と悩んでいたときに目に入ってきたのが、電車の中に貼ってあった現役高校生が写ルンですで撮影したポカリスエットのポスターでした。
これだ!! きちんとしたカメラで撮影された仙台七夕の様子ならいくらでも世の中に出回っているし、写ルンですで撮った写真が今ブームみたいだし、これで撮影してみよう! と思い立ち、早速Amazonで購入しました。
私はAmazonで買いましたが、最近ブームなだけあって、渋谷ロフトや、一部のコンビニでも売られていました。
『写ルンです』で、仙台七夕まつり2018
めちゃくちゃ前置きが長くなりました。ここからは、私が撮影した仙台七夕まつりの様子をご紹介いたします。
青で統一された七夕飾りみんな大好きミニオンズ。
別のミニオンズ。(やっぱりみんな大好きw)
仙台の街は、仙台七夕のマンホールがあります。雨が降っていたので、ビニールに入った七夕飾り。仙台のアーケードには、七夕飾りを吊るす為の竹を差し込む穴が沢山あるんだよ。と一緒に観に行った妹が言っていました。ちなみに七夕飾りが飾られているアーケードには、ほとんど屋根があります。私は、あえてニュースなどに写らないビニール入りの飾りを撮りました。←みんな大好きアンパンマン。メロンパンナちゃんのお姉さんで優しさと悪の心を持つロールパンナちゃん。彼女の切なすぎる運命のことを考えると胸が熱くなりますよね!?それにしても私、ビニール袋に入っている飾りばかりを撮り過ぎですねw
こちらは、雨が止んで、ビニール袋から飾りを出すところ。屋根があるアーケードに移動すると写真やテレビでよく見る仙台七夕まつりの光景が現れます。
飾りの説明は、こちらをご覧ください。
こちらの飾りは、猫の顔。こちらは、金賞を撮った飾り。とってもモダンなデザインです。東日本大震災以降、人々の祈りの場にもなっている仙台七夕まつり。地元の小中学生が協力した約8万8000羽の折鶴を使った吹流しも飾られていました。こちらの飾りも手が込んでいてとっても素敵でした。
いかがでしたでしょうか?
写ルンですで撮影すると平成最後の仙台七夕まつりの様子とは思えないほど、ノスタルジックな雰囲気の写真に仕上がりますね!
今度はいつ見られるかわからない仙台七夕の思い出として素敵な写真が沢山撮れました。実は写ルンですを持って別の街にも行ったので、その写真もまた別の機会にご紹介したいと思います。