※終了※ 日越外交関係樹立50周年記念国際シンポジウム

本日は、11月3日(金)にハノイで行われます、日越国交樹立50周年記念シンポジウム「日越関係:過去・現在・未来」についてのお知らせです。
日越関係の様々な側面を知ることができる大変有意義なシンポジウムになっております。オンラインでも参加可能ですので、ふるってご参加くださいませ。

日越外交関係樹立50周年記念

1973年9月21日に、日本と当時のベトナム民主共和国は、正式な外交関係樹立のための文書に調印いたしました。
それから今日まで、日越関係はしだいに発展し、強化されてきました。現在の両国は、深く広い戦略的パートナーシップをより高い次元に発展させるべく、協力を強めています。

この外交関係樹立50周年を記念する活動の一環として、また日越関係についての新しい研究成果のまとめ、紹介・普及をおこない、それを通じて日越交流の今後を考える目的で、ハノイ国家大学傘下の社会人文科学大学、日越大学の両大学は、50周年記念事業委員会および日本ベトナム研究者会議との協力のもと、国際シンポジウム「日越関係:過去・現在・未来」を開催いたします。

イベント概要

主催:ハノイ国家大学所属日越大学、同社会人文科学大学、日越国交樹立50周年実行委員会、日本ベトナム研究者会議
後援:在ベトナム日本国大使館、ベトナム日本商工会議所
日時:2023年11月3日(金)朝8時~(ベトナム時間/10時~日本時間)
会場:ハノイ国家大学 グイ・ニュー・コントゥム記念講堂 (Ngụy Như Kon Tum Hall )
19 P. Lê Thánh Tông, Phan Chu Trinh, Hoàn Kiếm, Hà Nội (レー・タイントン通り19番)

会場は、上皇上皇后両陛下が2017年に訪問されたベトナムの自然科学大学生物学博物館の隣のハノイ国家大学グイ・ニュー・コントゥム記念講堂(レー・タイントン通り19番)という由緒ある建物で行われます。(自然科学大学生物学博物館には上皇陛下が昭和51年に寄贈された「ウロハゼ」の標本が展示されているとのことです。)
会場の駐車場は収容台数がきわめて少ないので、原則として自家用車でのご来場はお断りいたします。

参加申込方法

入場は無料です。以下のフォームから事前の申し込みをお願いいたします。オンラインでの視聴も可能です。
https://forms.gle/bwM7QD19JX5hi7Gh9
※ 使用言語は日本語・ベトナム語(同時通訳付き)です。

プログラム

記載の時間はすべてベトナム時間です。

07:30-08:00 受付
08:00-09:20 開会・基調報告
08:00-08:30 開会セッション
開会の辞:ホアン・アイン・トゥアン
(ハノイ国家大学-社会・人文科学大学学長)
来賓挨拶
ハノイ国家大学代表
駐越日本大使館代表
日越国交 50 周年記念事業実行委員会・小林裕一
08:30-09:20 基調報告
08:30-08:55 基調報告 1
古田元夫・桃木至朗(日越大学)
「日本のベトナム研究」
09:55-09:20 基調報告 2
グエン・ヴァン・キム、チャン・ヴァン・マイン(社会・人文科学大学)
「ベトナムの日本研究」
09:20-09:30 休憩
09:30-12:20 パネル 1:近現代の日越関係
09:30-09:50 白石昌也(早稲田大学)
「ファン・ボイ・チャウの日本認識の変遷」(オンライン報告)
09:50-10:10 グエン・ティ・ビン(社会・人文科学大学)
「安南・日本株式会社:1939-45 年のインドシナにおける越日の経営者の協力の産物」
10:10-10:30 小松みゆき
「動きだした時計:ベトナムに残された元日本兵家族の戦後」
10:30-11:00 チュオン・ティ・ビック・ハイン、ホアン・ホン・ガー(社会・人文科学大学)
「1945  年から現在までのベトナムの教科書に見る日本」
11:00-11:20 ファム・ティ・トゥー・ザン(日越大学)
「ベトナム人から見た近代の日本」
11:20-12:00
  • グエン・マイン・ズン(社会人文科学大学)
    「日本からベトナムへの技術移転:現状と傾向」
  • リー・トゥオン・ヴァン(社会・人文科学大学)
    「東アジア統合の過程における日越関係の役割」
  • ドー・ティ・タイン・ロアン、ウン・ホアン・アイン(社会・人文科学大学)
    「越日戦略的パートナーシップ:教育面での協力(2009-2020)における主張と結果」
  • ファム・ティ・イエン、グエン・ティ・タイン・ホア(ホーチミン市外国語・情報学大学)
    「ソフトパワーの角度から見たインド・太平洋地域における日本の自主戦略:越日関係の展望」
13:30-16:30 パネル 2:前近代の⽇越関係
13:30-13:50 ラム・ティ・ミー・ズン、グエン・ヴァン・アイン(社会・人文科学大学)
「考古学の領域での日越協力」
13:50-14:10 ダン・ホン・ソン(社会・人文科学大学)
「ベトナムで発見された 17 世紀の肥前磁器」
14:10-14:30 西野範子(東南アジア文化財保護基金)
「ベトナム茶陶  〜「安南焼」がもたらされた年代と歴史的背景」
14:30-14:50 阿部百里子(東京大学)
「ベトナムにおける日本銭の流通」(オンライン報告)
14:50-15:10 ホアン・ヴァン・ホアン、ドー・ティ・トゥイ・ラン(社会人文科学大学)
「ベトナムで発見された日本の金属貨幣の概観:歴史学の観点から」
15:10-15:30 討論
15:30-15:50 藤田励夫(文化庁)・蓮田隆志(立命館アジア太平洋大学)
「安南(ベトナム)からの国書について」
15:50-16:10 清水政明(大阪大学)
「日本の各時期におけるベトナム語学習の歴史」
16:10-16:30
  • レー・ティ・カイン・リー(ハノイ文化大学)
    「琉球列島における東南アジア的文化の痕跡:中世における文化変容過程の遺産」
  • グエン・ヒウ・マイン(社会・人文科学大学)
    「日本史におけるチャンパ稲」
16:30-16:45 討論
16:45-17:00 休憩
17:00-17:30 閉会セッション
17:00-17:15 討論のまとめ  桃木至朗(日越大学)
17:15-17:30 閉会挨拶:古田元夫(日越大学)

学者・研究者や学生さん以外にも、歴史や両国の今後の交流に関心をお持ちの方々の参加を心よりお待ちしております。



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ABOUTこの記事をかいた人

宮城県仙台市出身。2013年6月からベトナム・ハノイ在住。 ベトナム在住そして、独身女性だからこそ書ける記事を提供できるよう日々奔走中。自称ハノイ美容マニア。趣味である各国の「民族衣装」撮影時にベストなコンディションで臨めるよう、日々新しい美容方法を試している。 本人はしっかりしているつもりなのに、度々変な事に巻き込まれる。地元の後輩からは『生きるコントby大宮エリー』と言われている。