10年住んでわかった、ベトナムのリアルな変化

『目指せ!セルフ出版』ということで、現在Googleフォームを通じてエッセイに載せるお題を募集し、それについての記事を書き進めております。

『目指せ!セルフ出版』ベトナム生活丸10年をまとめたエッセイを出したい

今回いただいたお題は『10年住んでたからこそ感じたベトナムの変化(経済でも人でも、食べ物でも。。。)』です。
お題をいただきありがとうございます!

今回はじめて私の記事を読む方もいるかと思いますので、簡単に自己紹介をしますと私は、2013年6月~2023年7月までの丸10年間ベトナムの首都ハノイにある日系企業で現地採用社員として働きながらベトナム暮らしをしておりました。

あくまで、私から見た「10年住んでたからこそ感じたベトナムの変化」を今日は書いてみたいと思います。

経済

コロナがあり一時落ち込みましたが、それでも日本では見たことのないくらいのGDP成長率で、10年間暮らしていましたが、日本の60年分くらい国の成長を肌で実感できた気がしています。

私がベトナムで暮らし始めた当時は、バイクが主流で車に乗る人は限られていましたが、2023年には車を所有する同僚達が増えたり、ベトナム産の電気自動車なども誕生し、それが普通に街中を走っていました。

2013年当時は”コンビニ”と呼べるようなものは、ほとんど無かったのですが、2023年にはそこら中にコンビニが出来(ただし24時間営業ではない)街の雰囲気も変わりました。

(2013年頃は、日本から来た友人知人に気軽に「コンビニ行きたい」と言われるとイラッとしてましたw 「いつでもコンビニに行けると思うな」と)

特に変わったなと感じたのは、配車アプリです。2013年当時は、ぼったくられるのではないかとハラハラしながらGoogleマップを片手にタクシーに乗っていたのですが、2023年はスマホで車やバイクを呼ぶことが出来、事前にルートも値段もわかるので、安心して移動ができるようになりました。

前述したベトナム産電気自動車のタクシーもあり、乗り心地がよく運転手さんの態度も良かったので、移動のハードルがどんどん下がっています。

あとは、長らく現金主義だったのが、ここ数年で急に電子決済に変わり、現金を所有する同僚が減りました。日本でいうPayPayなどのアプリを使うよりも銀行送金手数料がかからないので、友人同士でも、お店に対しても、直接銀行送金し合っている印象があります。

電子決済が始まった当初は、外国人である私は、送金は出来ても受け取りが出来ないという状態だったのですが、いつの間にやら送金も受け取りもできるようになっていました。

ベトナムは「ソフト面」の変化。特にITに関する変化はめちゃくちゃ速いのですが、郵便がきちんと届かなかったり、警察官の交通整理が下手で逆に渋滞が発生していたり、いつまで経っても地下鉄が出来上がらなかったりと「ハード面」はとっても時間がかかっていました。

とくに国際郵便は、まともに届くことが無いので、家族にも友人にも「ベトナムには荷物を送らないでほしい」とお願いしていました。

最近、日本人の知り合い宛に日本の友人がお菓子の詰め合わせを勝手に送った結果、関税で1万円も取られていました(涙)。
良かれと思ってサプライズで送ったものが、ベトナム在住日本人にとっては、ネガティブなサプライズになる可能性も大いにあるので、事前に送る相手に確認した方が良いと思います。

関税や没収の基準は曖昧で、5,000円の浴衣に数万円の関税がかけられたり、日本限定のくまのぬいぐるみが没収されたり(絶対審査官がほしかったんだと思います)するので、がっかりしないためにもあまり送らない方が良いかなと思います。

その代わり、持ちつ持たれつなので、日本人同士協力しあい、一時帰国の際に日本から荷物をハンドキャリーで持ってきてもらって対応していたりします。

…話が、それてきたので、次に行きますw

2013年当時は、私より年下である20代の子達に対して「見た目は若いけど、私のおばあちゃん世代みたいだなぁー」と思うことが凄く多かったです。保守的だし、休憩中は果物をむいて食べていたり(それは今もですが)、編み物したり、刺繍したり、20代後半にはみんなママになっているので、年下なのに年上のような感覚がありました。

それが、2023年になると日本のZ世代と変わらない感覚を持つ20代の子達が増えて、仕事に対しても恋愛に対しても、10年で感覚が変わったなぁーと感じました。

あと、2013年当時は、英語が話せるベトナム人は稀だったのですが、2023年になるとけっこう流暢な英語を話すベトナム人も多くなってきて、コミュニケーションが取りやすくなりました。
ただ、日本人同士でも「最近の若い子は・・・」とついていけない大人が多い中で、10年で60年分くらい感覚が違うベトナム人同士、これからちょっと大変になるかもなぁーと思いました。

例えば、旧正月のときは必ず地元に帰って家族と過ごすのが今までの当たり前でしたが、最近はそういう事をしたがらない若い子も増えてきているそうです。それは、仕事のことや、結婚のことなど、実家に帰ると根掘り葉掘り聞かれるのが嫌なのだそうです。

昔であれば、仕事も結婚も親が決める!それで良し!みたいな感じだったので、そこに違和感を感じる人が増えてきているようです。

食べ物

食べ物で一番印象的なのは、ベトナム人達の生活水準が上がり、日本食や洋食レストランに普通にベトナム人達が訪れるようになったことです。

2013年当時は、ベトナム人が行くお店、外国人が行くお店が、はっきり分かれてしまっていて、外国人がベトナム人を集客するのは、とてもむずかしい状態でした。

日本食レストランを訪れるベトナム人は、日本人の男性と来る(日本で言うところの)キャバクラ嬢のような方々で、お店に行く前の同伴としてレストランに来ている感じでした。

ベトナム人にとって日本食レストランが値段的にも手が届かないということの他に味的にも「日本のラーメンは濃くて食べられない」と、ベトナム料理に比べて味の濃い日本食や洋食を好まないベトナム人も多くいました。

それが、2023年になると日本食レストランのお客さんが私以外、全員ベトナム人。みたいな事も出てきました。

技能実習などで日本に住んでいたベトナム人がラーメンの美味しさに目覚め、それが広まったり、金銭的に余裕が出てきて日本食に挑戦してみようとするベトナム人が増えたことで、変わっていったようです。

(日本人も海外の人から「これ美味しいよ」と言われても、ちょっと不安に感じますが、同じ日本人から「美味しかったよ」と言われると急に安心して食べれたりしますよね。それと同じ現象かなと思います)

2013年当時、お弁当でカレーを持っていったら「そんなの食べ物じゃない」と嫌そうな顔で言われていたのが、2023年になると「カレールーをお土産で買ってきてほしい!」とおねだりされたり、納豆を好むベトナム人も出てきました。

わたし的に話を聞いて、ちょっと悲しかった事は、とあるレストランの日本人オーナーがベトナム人スタッフから「日本人はお金を落とさない。ベトナム人向けのメニューをもっと増やしたい」と提案されたという話を聞いたことです。ランチセットなど安いメニューを食べる日本人を相手にするより、色んな単品料理を頼んでくれるベトナム人をターゲットにしよう、という事らしいです。

既にシンガポールなどでは、日本食レストランに行けるのは、現地の人。日本人には高くて手が届かない、、、みたいな現象も起きているらしいです。日本ももっと頑張りたいなと思います。

以上! 今回もご覧いただきありがとうございました。


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ABOUTこの記事をかいた人

宮城県仙台市出身。2013年6月からベトナム・ハノイ在住。 ベトナム在住そして、独身女性だからこそ書ける記事を提供できるよう日々奔走中。自称ハノイ美容マニア。趣味である各国の「民族衣装」撮影時にベストなコンディションで臨めるよう、日々新しい美容方法を試している。 本人はしっかりしているつもりなのに、度々変な事に巻き込まれる。地元の後輩からは『生きるコントby大宮エリー』と言われている。