皆さん、山登りは好きですか?
今回ご紹介するのは、ダラット市から北に12kmの同省ラックズオン(Lac Duong)郡に位置する、標高2167mの山『ランビアン山』をご紹介いたします。
ランビアンの地域は、2015年に国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の生物圏保存地域に認定されたそうです!
ランビアン山
少数民族の神聖な山は登山でも人気
海抜2167m。登山愛好家が集う山です。頂上からはダラット市郊外の農業地帯を眺めることができます。「景色だけ楽しみたい」という人には、ジープで行くことができるダンキアヒル(1950m)がおススメです。
引用:ダラット市観光ガイドブック
写真奥に写っているのが、ランビアン山の入り口です。
ダラット中心部からランビアン山までは、路線バスが出ているのですが、観光客には難易度が高いので、タクシーで向かいました。
帰りのタクシーを呼ぶのが大変なので、ドライバーさんに待っていてもらうことをお勧めします。
入り口で、入場チケットを購入します。
入場料は、大人30,000VND(≒138円2019年10月現在)です。こちらが、入場チケットです。整備されていて、とっても綺麗です。
たくさんのジープがとまっています。ダンキアヒルまでは、ジープで一気に登ることが出来ます。
お値段は、1人 80,000VND(≒367円2019年10月現在)ですが、人数が揃うまで出発しないので、団体で行く場合には、ジープを貸し切るのもおススメです。1台 480,000VND(≒2,205円2019年10月現在)
人数が揃ったら、出発です。こちらのジープに乗り込みます。
あっという間にダンキアヒルに到着。ちなみにジープは結構揺れるので、車酔いしやすい人は、酔い止め薬必須です。
ダンキアヒルで、ジープのドライバーから戻りの時間が告げられるので、それまでは自由行動です。(行きと同じメンバーで帰ります。)
空が近くて、最高の眺めです。
今回、ベトナムの山に登るのは3回目なのですが、どの山もバイクやジープで登るので、ミニスカートにパンプスみたいな恰好のベトナム人女性も結構多かったです。
以前の山登りの様子は↓の通りです。
ベトナム人にとって『山登り=景色の良い場所で、素敵な写真を撮る』みたいな認識なのかなぁと思い、軽装で富士山に行っちゃう気持ちもなんとなくわかります。
ランビアン山には、たくさんの馬もいました。恐る恐る触る私。大人しくて可愛らしいです。こちらの建物では、民族衣装を借りることが出来ます。子供たちが民族衣装を借りて来ていました! みんなとっても可愛らしかったです。
山登りといえば、写真撮影! ベトナムの定番ですね(!?)ランビアン山からは、たくさんのビニールハウスが見えます。ここで美味しいダラット野菜が作られているんですね~。遠くには、ダラット中心部も見えています。見晴らしがよくて最高です。
さすが、観光客を魅了するベトナムの高い山トップ5に入るだけのことはあります。
ランビアン山のモニュメントと共に記念撮影。ダンキアヒルには、広場になっているスペースもあります。こちらの馬は、シマシマにカラーリングしているとかいないとか!? 凄いですね。
この広場には、鷹匠がいて、鷹を腕にとめてもらうことも出来ます。(手袋を貸してもらえます。)お待たせいたしました、こちらが山の名前にもなっている。ランさんとビアンさんの像です。
ランビアン・ラブストーリー
ランビアン山には悲恋の伝説が残っています。民族の異なる若者ランと娘ビアンは愛し合い、命をかけて駆け落ちします。ふたりの愛が対立し合う民族を結びつけ、現在のコホ族となったという伝説です。ダンキアヒルにはふたりの像があります。
引用:ダラット市観光ガイドブック
ハノイで暮らしているとほとんどキン族の人にしか会わないのですが、ダラットに来るとたくさんの少数民族が暮らしていて、ベトナムが多民族国家であることを再認識します。
ベトナムには、53の少数民族がいるそうで、ランビアン山でも少数民族の家族に会うことが出来ました。
ベトナム語が読める方は、是非こちらもどうぞ。ダンキアヒルには、カフェもあるので、景色を見ながらお茶を楽しむことも出来ますよ。
呼び出しなどは、無いので時間になったらジープの場所に戻って帰ります。
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下りの様子は、こんな感じでした! 映像でもちょっと酔いそうになりますねw
ランビアン山は、ずっと登ってみたいと思っていたので、今回無事登れることが出来て良かったです。
まさか、ジープで登れるとは思ってもみませんでしたが(笑)。というわけで、気軽に登れるので、皆さんも良かったら是非!
施設情報
Khu Lich Lang Biang
住所:Lang Biang, Thị trấn Lạc Dương
営業時間:8時00分~18時00分
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しております。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性があります。予めご了承ください。
Special Thanks! Satoko Nakano
お知らせ
ダラットの日本語ガイドブックが完成しました!
友人が2年間かけて制作した素晴らしいガイドブックです。是非ご覧ください。