ベトナム生活、ここだけは頑張ろう!ここは頑張らなくていい!

本日は、アンケートでいただいたベトナム生活「何を頑張って、何を頑張らなくて良いのか?」について書いていきたいと思います。

ここだけは頑張ろう!ここは頑張らなくていい!

このお題について考えた時、それぞれ3つずつ浮かびました。
頑張ったほうが良いこと

  • 周りのベトナム人に頼る。何かしてもらったら喜んでお礼を言う
  • 日本に住む家族と良い関係を続けておく
  • 健康管理に気をつける

頑張らなくて良いこと

  • 日本人と交流せず現地の人とだけ接しようと努めること
  • 気負いすぎてしまうこと
  • 全ての誘いに応じること

それぞれについて説明していきます。

頑張ったほうが良いこと

周りのベトナム人に頼る。何かしてもらったら喜んでお礼を言う

多くの日本人は「人に迷惑をかけてはいけない」と言われて育ってきたと思います。そのため、人に頼るのが苦手な人も多いと思います。
しかし、ベトナム生活において、ベトナム人に頼らず生きるという事は不可能です。絶対助けてもらわないといけない場面が出てきます。

助けが必要な場面は、躊躇せず助けを求め、助けてもらえたら全力で喜び笑顔でお礼を言う! 日本人は、シャイなところがあり、リアクションが薄かったりするので、お礼は全力でしてください。そうすれば大体上手くいきます。

私が日本で働いていた頃は「男女平等」という名の「女も男と同じように重いもの持て!」と言われて育ってきました。そのため、男性に重いものを持ってもらう、男性に助けてもらう、というのが極端に苦手だったのですが、ベトナム人男性は、めちゃくちゃ優しいので色々手伝ってくれます。

ベトナムに来たばかりの頃は、癖が抜けずに遠慮したり「やってもらっちゃって申し訳ない」という態度をとっていたのですが、ある時ベトナム人男性から「ハルカに色々してあげているのに全然お礼を言わない! SorryじゃなくてThank you!だろ!!」と言われてハッとしました。

それからは、ベトナム人男性が率先して手伝ってくれる事は断らず、やってもらったら全力の笑顔でありがとうを言うようにしました。そうしたら、相手もめちゃくちゃ喜んでくれて、良い関係を築けるようになりました。

ただし、ベトナム人女性とくにハノイの女性の場合は、京都やイギリスの方によく聞く「本音と建前」があるように私は感じていて、ベトナム人女性が手伝ってくれる場合は、仕事を任せるのではなく一緒にやって、その後に笑顔でお礼をするのが良いと思います。

日本に住む家族と良い関係を続けておく

これは、もう超超超超大事な事です。他のこと後回しでも良いので、家族への愛に全集中しても良いといっても過言ではありません。もし、家族がベトナム就職を反対している場合は、決して喧嘩別れした状態でベトナムに引っ越して来ないでください。必ず家族にご納得いただき、良い関係を築いた状態で、渡越してください。

何故かと言いますと、何かしら日本の家族に助けてもらわないといけない場面が出てくるからです。例えば、ビザの関係で大学の卒業証明書を取得してもらうなどです。ベトナムは、普通郵便がほぼ届きません。ベトナムに手紙を送る際は、追跡ができるEMSなどで送るのが必須です。しかし、大学側は基本的にそのような対応はしてくれません。

そのため、一度大学から実家に送ってもらい、それを家族に頼んでEMSで送ってもらうなどの手配が必要になります。もちろん、書類の請求などのたびに毎回一時帰国が出来て、自分で何でも出来る状態であれば、家族のサポートはいらないかもしれませんが、そんな事は現実的にはあり得ないと思います。

「日本に住む友人じゃ駄目なの?」と思われる方もいるかもしれませんが、書類によっては血縁者じゃないと受け取れないもの、請求できないものもあります。やはり友人と家族の間には、大きな差があると思います。

私も家族と仲が良く、家族のサポートがあったからこそ、10年間もベトナムで暮らす事が出来ました。一見海外で自由きままに暮らしていたように見えるかもしれませんが、家族の誕生日にはAmazonからプレゼントを贈ったり、一時帰国の際は、お土産を買っていったり、旅行に一緒に行ったり、サポートに対するお礼をしていました。

健康管理に気をつける

ベトナムもだいぶ便利にはなってきましたが、それでもまだまだ発展途上な国で医療面も万全とは言えません。緊急対応はなかなか難しいと感じています。

日本人医師がいる病院もベトナムにはいくつもありますので、少しでもおかしいな、と思ったら早めの受診をお勧めいたします。また、一時帰国の際に健康診断に行くなどして、日頃から自分の身体の状態を把握しておくことも大切だと思います。

特に女性の場合は、環境の変化で生理の周期がおかしくなってしまったり、不正出血してしまったりする方もいます。大事になってからでは遅いので、無理せず病院に行ったり休息を取ったりしてください。

あと、ベトナムに限らず海外は、歯の治療が海外保険適用外で診察料や治療費が高かったりするのですが、歯は一生ものなので、定期検診に行くことを強くお勧めします。
診察料の高さに後回しにした結果、歯を抜く以外の選択肢が無くなってしまった方もいます。

健康だからこそ、海外生活も楽しめると思います。ぜひとも身体を大切にしてください。

頑張らなくて良いこと

日本人と交流せず現地の人とだけ接しようと努めること

海外に来たからには、日本人とは関わらない! ベトナム料理しか食べない! と自分を追い込む方もいるのですが、慣れない海外生活、悩みや不安もつきもので、それらは現地の人には伝わりにくい事も多くあります。やはり日本人同士だからこそわかること、生活する上での心得やコツを知っていたりもします。

日本人同士べったりで、一切ベトナム人とは接しないというのも考えものかもしれませんが、どちらかに全振りするのではなく、バランス良く交流していくのが良いと思います。

気負いすぎてしまうこと

「ベトナムに来たからには! なにか成し遂げねば!!」と気負いしすぎてしまう人もいるのですが、大体そういう人って早々に出鼻をくじかれ、気づけば帰国していたという事も多々ありました。

海外に出てきたというだけでも凄いことなので、あまり無理せず自然体で出来ることから頑張って、ベトナム生活を楽しむところから始めるのが良いと思います。

全ての誘いに応じること

ベトナムの日本人コミュニティは、活発で毎日何処かで飲み会が開かれているといっても過言ではありません。飲むのが好きな場合は別ですが、そうではない場合、全ての誘いに応じていたら身体が持ちません。参加できるタイミングで、楽しく参加するのが良いと思います。

これはベトナム人からの誘いにも当てはまります。ベトナム人の同僚からのお誘いの場合は、極力参加して友好関係を築くことも大切だとは思いますが、言葉も違う、文化も違う、食生活も違うベトナム人との飲み会は、もう別のカルチャーです。疲れている時に無理して参加してもついていけないと思います。心も身体も万全な時に参加する事をお勧めいたします。


いかがでしたでしょうか? また思いついた事があれば書き足していきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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ABOUTこの記事をかいた人

宮城県仙台市出身。2013年6月からベトナム・ハノイ在住。 ベトナム在住そして、独身女性だからこそ書ける記事を提供できるよう日々奔走中。自称ハノイ美容マニア。趣味である各国の「民族衣装」撮影時にベストなコンディションで臨めるよう、日々新しい美容方法を試している。 本人はしっかりしているつもりなのに、度々変な事に巻き込まれる。地元の後輩からは『生きるコントby大宮エリー』と言われている。