本日もGoogleフォームにいただいたお題に沿って記事を書いていきたいと思います。
今回のお題は『現地採用の保険や、日本の社会保険は今はどうなっているか?』です。
私は、もともとオーストラリアでの2年間のワーキングホリデーの後にベトナムに渡ったので、オーストラリアに行く前に住民票を抜き、ワーキングホリデーの申し込みをしたエージェント経由で海外旅行保険に加入していました。
ベトナム現地採用の福利厚生は充実していた
私は、ワーキングホリデー中に東南アジア就職斡旋会社に登録し、転職活動を行い、ベトナムに渡ったのですが、2013年当時、シンガポールやマレーシアと比べて、発展途上国度合いの高かったベトナムでの現地採用者への福利厚生は、とても充実していました。
具体的には、
- 家賃補助
- 年に1回の帰国費用
- 外国人向け健康保険の加入
などでした。
なので、現地採用時の保険は、会社が負担してくれていました。
ちなみに私は、ベトナムで二度転職しており、3社で勤務した経験があるのですが、どの会社でも保険は負担してくれました。
ただし、最後の1社以外、現地採用日本人を雇った経験がほとんど無かったため、こちらから働きかけないと保険に加入してもらえない状況でした。
1社目
ベトナムに来て間もない右も左もわからない状態の私に日本人の上司(駐在員)が「保険会社の種類を調べるように!」と指示を出し、色んな会社から保険の見積もりを出してもらいました。
ベトナムに来たばかりで、ベトナムの保険会社なんてわからない状態だったので、ベトナムに事務所がある日系の保険会社に見積もりを出してもらったのですが、そのお値段は「日本人駐在員向け」の高額なものだったので、上司から即却下され、結局ベトナム人スタッフが見つけてきたベトナムローカルの外国人向けの保険に加入してもらいました。
2社目
私が入社する前に1名現地採用された日本人女性が働いていたのですが、その女性は日本から来たばかりで勝手がわからなかったのか、福利厚生に疎い方だったのか、保険の事を聞いても「よくわからない。知らない」という状況でした。
1社目で加入してもらっていたローカルの保険会社の情報を教えて、私とその女性の分の保険に加入をしてもらったのですが、こういう話はよくあるようで、周りの現地採用者達は、保険の存在を知らなかったり、よくわかっていなかったり、結局保険に加入できていなかったりする人がとても多かったです。
発展途上国で物価が安いとはいえ、ベトナム人が行くローカルの病院には衛生面や言語の問題から行くことが出来ない外国人が行く病院は、診察料がとても高いです。
保険に入っていないと、気軽に病院に行くことが出来ない状況なので、もし、これからベトナムで働く予定の方は「保険の有無の確認」を絶対にした方が良いです。そして、もし保険が無いと言われたら、加入してもらえるよう交渉することを強くおすすめします。
余談ですが、ハノイで随一の高度医療を提供するハノイフレンチホスピタルには、日本人の先生がいるので、おすすめです。
当アカウントは、中の人が院内での受付業務や事務業務に関することが全くわからないことから、全ての医療的なお問い合わせを含む病院に関するDMでのご質問をご遠慮いただいております。ご容赦ください。
お困りの際の問い合わせは以下ご覧ください。https://t.co/OpLAIvr9DW— ハノイフレンチホスピタル(Hanoi French Hospital) (@HFHjpn) June 7, 2023
引き続き話はそれますが、日本と違って「自分から何も働きかけなくても会社が勝手にすべての手続きをスムーズにすませてくれる」なんてことは、ありません。
少しでも「これって大丈夫なのか?」と思うことがあれば、確認した方が良いです。
自分の頭をフル回転させて、想定しうる事態を考え、ベトナム人スタッフに確認する事をおすすめいたします。
(そうすることで、ベトナム人達から「日本人細かい、うるさい」と思われるかもしれませんが、なにか起こってから慌てるよりも、多少嫌な顔されても、確認を徹底しておいたほうが、後々自分の負担が少なくすみますよ!)
日本の社会保険などについて
国民健康保険
前述した通り、私は一度住民票を抜いたのですが、最終的に実家に住民票を戻した状態で、海外生活を送っていました。
その理由は、一時帰国の短い期間に住民票の出し入れをすると区役所に怒られるからです(本来は、それをしてはいけないという法律は無いのですが)。
私は、一時帰国中に健康診断や、歯の定期検診などを行っていたので、健康保険に加入しておいた方が何かと便利、という事があり、一時帰国中にわざわざ区役所に行く時間や、区役所の職員に嫌な顔されるよりも家族にお願いして住民票を入れておいた方が楽だと判断したのです。
年金
国民健康保険と違って、金額も大きいですし、住民票を抜いて払わなくてすむようになるのであれば、払いたくないですよね~。
そう思って、オーストラリア時代とベトナムに来たばかりの頃は、年金を払っていなかったのですが、住民票を戻すより先に任意で年金を支払うように変更しました。
その理由は「障害年金」の存在を知ったからです。
正直、年金は払ったところで老後に自分の手元に返ってくるかわからなくて、払いたくない気持ち満々だったのですが、若くして事故にあい、障害年金に助けられた人の話を読んで、何が起こるかわからない海外生活、万が一病気や事故になった時に、家族に迷惑をかけなくてすむ障害年金は大事だ!と思い、任意で加入をしました。
余談ですが、任意での加入を申し込んだところ、区役所と年金事務所を行ったり来たり、たらい回しにされ「私の年金きちんと管理している?」とめちゃくちゃ不安になりました。
※当時、年金に関するニュースも色々あったので、、、(最近は、年金の状況を通知してもらえるので、安心ですが)
今後、記事としても書いていこうと考えているのですが「日本に住む家族のサポート」が、海外生活の鍵と言っても良いくらい大事なものです(前述した住民票を戻せるのも、国民健康保険の支払いなども実家があってこそです!)。
これから海外で働こうとお考えの方は、両親や兄弟との関係性を良くしておくことをおすすめいたします。決して、喧嘩別れなどされませんように涙
引き続き、エッセイに書くお題を募集しております。
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